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研修情報

第七回 看護師対象薬物乱用対策研修会

参加募集のご案内

 物質使用障害に対する精神科医療においては規制薬物乱用という違法行為を行った患者に対応しますが、その違法性への援助側職員による対応方針に関して政府は明確なものを示しておらず、現場には混乱があります。また、当院においても過去には物質への欲求を効果的に抑制できませんでした。さらに、薬物乱用者は威嚇する傾向があり、回復を促進する働きかけを阻害しがちです。これらの特性から薬物乱用者は医療から敬遠されることが多いのですが、当院は昭和30年代から積極的に彼らにかかわり、前記の問題に向かい合い、次のように解決しました。
 患者による規制薬物乱用は病院から自発的には通報せず、後に取締職員の面接を受けるように指導します。それに同意した患者に対して、実際に麻薬取締官が来院して面接し、法による抑止力を処遇に設定し、再乱用防止を支えます。欲求に対しては条件反射制御法と呼ぶ新たな技法を平成18年に開発し、思考に反して生じる行動の根源となる神経活動を消去しています。社会生活能力の低下もある患者に対しては社会復帰施設での訓練に円滑につながるよう、家族や福祉事務所の協力を得て働きかけます。
 上記の働きかけのいずれにおいても患者と第一線で対応する看護師が活躍します。入院中の処遇および退院後の計画に看護師が深くかかわり、たとえ非合法組織出身の患者であっても看護師が対応に責任を負い、強力に指導することで、患者は看護師を頼り、病棟は安全な職場となり、当院の薬物関連精神疾患専門病棟の治療を支えています。
 これらの知識と技術を、お集まりくださる看護師の皆様にお伝えして、精神科医療の現場を安全で効果的なものとし、薬物乱用対策を精神科医療の側から支え、社会に貢献する知識と技法を普及させることを目的にこの研修会を開催致します。
 募集要項を同封して、ご案内させて頂きます。
 皆様方のご参加をお待ちしております。

平成29年3月31日

 各 位

                      独立行政法人国立病院機構下総精神医療センター
                      院      長   女  屋   光  基
                      薬物依存治療部長   平  井   愼  二






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